A BREAK IN THE WEATHER / GINGER |
2005.1リリース / Sanctuary Records/Castle Music
CD1
01. I'M A LOVER NOT A FIGHTER
02. DON'T LET ME DIE LONELY
03. THAILAND UBER ALLES
04. CARS & VAGINAS
05. YOU,ME & BT
06. NOT BITTER,JUST A LITTLE DISAPPOINTED
07. AND THIS TIME I'M SERIOUS
08. REIVENTING THE WHEEL
09. BLINDED BY ABSINTHE
CD2
01. THE SAGA OF ME&YOU
02. NAKED INNOCENCE
03. A BETTER MAN
04. VIRTUAL LOVE
05. ENERGETIC 0
06. WHERE DID EVEYONE GO?
07. T.W.A.T
08. HE'S A MAN
09. THE DYING OF THE CHORUS
official site
|
|
このサイトではお馴染みのワイルドハーツのフロントマン、ジンジャーのソロアルバム。彼が1998年にワイルドハーツが解散させて以来、クラム・アビュース、スーパーシット666、シルヴァー・ジンジャー5(以下SG5)といったプロジェクトで活動してきたが、SG5が大手レーベル、サンクチュアリーとの契約が発表されワイルドハーツ解散以来、ジンジャーの活動がようやく軌道に乗りつつあるときであった。(結局、なかなかリリースされないSG5の楽曲に腹を立て契約破棄したが・・・)ソロとして、3曲入りシングルを12ヶ月連続リリースし、最後にタイトル曲だけを集めて1枚のアルバムをリリースするという、凡人には理解しがたい発言と行動。多作でアイデア豊富なジンジャーはいつも周囲をあっと驚かせる。レーベルはワイルドハーツがイースト・ウェスト・レーベル時代の担当ディレクターであったダンテ・ボヌートが経営するインファーナルだった。当時は極上の楽曲が毎月リリースされると思って、狂気乱舞したものであった。
ジャケットの問題も合ったと思うが、やはりダウンロードのみで公開ならともかく、インディー・レーベールから毎月シングルリリースというのも、結局上手くいかず2001〜2002年までにリリースされたシングルは全部で5枚。そのうちに再結成ワイルドハーツの活動が忙しくなり、誰もがこのシングルクラブのことを忘れいたと思う。
このアルバムに収録されている楽曲は、5枚のシングルにその後シングルとしてリリースすると思われている未発表曲3曲を足してリリース順に並べられていて、発売元は、現在ワイルドハーツのアルバムを米国でリリースしているサンクチュアリーUK・レーベルからだ。
収録曲の18曲中15曲は聴いたことがあるものだが、元々ダイハードなファンの為のものであるし、楽曲の出来の質もいつもより当然落ちている。リリース当時は、発売が進む事にジンジャーの才能も枯れてしまったのではないかと、悲しくなったものだが、今回陽の目を見たdisc2FGHの出来がなかなか良いものだし、特にナパーム・デスのバーニー・グリーンスウェーが参加したdisc2Hは、どんなハードコアになってるか楽しみだったのだが、ジンジャーらしいポップさが微笑ましい。ドレゲンが参加した楽曲は何処へ?
<お薦め度>★★★
2005/2/6 |